最終更新日 2023.07.07
ボーイスカウト運動について
ボーイスカウト運動は、1907年8月にロバート・ベーデンーパウエル卿の計画のもとに
英国のブラウンシー島で20人の少年により行われた実験キャンプから始まりました。2007年で100周年を迎えました。
スカウト運動は今や、216の国や地域、2,900万人以上の青少年少女・成人指導者が加盟する世界的な運動になっています。
ボーイスカウト運動の目的は、青少年がその自発活動により、自らの健康を築き、
社会に奉仕できる能力と人生に役立つ技能を体得し、かつ、誠実、勇気、自信および国際愛と人道主義を把握し、
実践できるよう教育することにあります。
詳しくは、日本連盟ホームページをご覧ください。
スカウト運動の各部門
スカウト運動は、小学校入学前のビーバースカウトから、18歳以上のローバースカウトまで、 幅広い年齢層にわたり、青少年の欲求を満たすように身体的、知的さらに精神的な成長に応じ、 以下の5つの部門に分け、青少年の夢と冒険心を満足させるプログラムを組み立てています。
① ビーバースカウト (小学校1年生~小学校2年生)
<戸外を中心とした集団でのあそび>
自然に親しみ、基本的生活技能や社会性、表現力を伸ばします。
② カブスカウト (小学校3年生~小学校5年生)
<戸外を中心としたしつけと訓練>
活動を通じ、よい社会人としての基本を修得します。
③ ボーイスカウト (小学校6年生~中学校3年生)
<野外を中心としたしつけと訓練>
班活動を通して、自分の役割と責務を果たすことを学びます。
④ ベンチャースカウト (中学校3年9月~18歳の誕生日以降の最初の3月31日)
<自発活動と自己目標の発見>
少人数の活動チームで、自ら企画し、実行することによって、「自分で考え、自分で行動し、
自らに責任を持つことのできるスカウト」を育てます。
⑤ ローバースカウト (18歳以上25歳以下)
<自己開発と心の訓練>
自ら課題を設定し、自己の生活を更に開発することにより、社会に奉仕できる精神と体力を養うことを目指します。
スカウティング(Scouting)とは・・・
何故世界中の多くの国々で受け入れられているのでしょうか。
キーワードを探ってみました。
★自発的な活動です
スカウトであることを自ら自覚し、行動する。(ちかいを立て実践する。)
これは青少年スカウトも成人指導者も同じ、スカウト運動の原点です。
★行うことによって学ぶ
ゲームや遊びや自然の中で、実際に自分でやってみて青少年は学びます。
自分で考え、失敗の経験の中で、子供達は成長してゆきます。
★小グループでの活動
小グループで、皆で考え、互いに協力し、ひとつのことを成し遂げます。
これにより、子供達は自分達で自分達を教育する機会を得て、リーダーシップを育むことができます。
★自然の中での活動
スカウティングは、野外を中心とした活動です。
日常から離れて、子供達は自分達で経験し、工夫し、生活を作り上げてゆきます。
自然は、最高の教育の場です。
★個人の成長を促します
スカウティングは、青少年が個人の目標に向かって自発的に取り組み、達成することを助ける様々な機会を提供します。
スカウティングは団体訓練ではなく、個人の成長を促す教育プログラムです。
★成人の人生も豊かにします
スカウティングは、成人の適切な支援があってはじめて成り立つものです。
しかし、成人指導者自身も、子供達との活動を通して様々な経験をする機会を得て、人生を豊かにすることができます。
★変わらない基本原則
スカウト運動は、100年前にベーデン・パウエルにより提唱された基本原則をほとんど変わらず継承し、世界各国、同じ原理のもとに展開されています。
時代が変わっても変わらない、青少年教育の本質がそこにあります。
★世界的な運動です
スカウトは、スカウト活動を通じて、日本全国のみならず、世界中のスカウトの仲間と交流する機会を持つことができます。
保護者の皆様へ
ボーイスカウトに入ると、色々な役割を与えられて大変だからと、
子どもの入団を躊躇されている方が多いのではないでしょうか。確かに、スカウト運動は
スカウトの保護者やスカウト活動を支援する成人のボランティアで成り立っています。
しかし、人それぞれ、皆と同じように役務を引き受けることができない事情もあります。
皆が自分のできることを、自発的に奉仕することが本当のスカウト活動です。
小学年代の子どもたちにとって、親と一緒に活動することは、心の発達と良い親子関係構築のために重要なことだと考えます。
子どもたちと楽しい思い出を作っていただきたいと思っています。
さあ、お子さんと一緒にスカウト活動を始めようではありませんか。
日立5団は、皆さんの参加をお待ちしております。
連絡先
入団に興味がある方、団への連絡はこちらを クリック。